初めての旅

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旅こそ人生

「旅」と聞いて連想する事柄は人によってさまざまだと思います。長い人生には、その節目に必ずといっていいほど「旅するとき」が訪れます。また、人生そのものを「長い旅」に例えた格言もあります。徳川家康が残した有名な格言に「人の一生は重き荷を負うて遠き道を行くが如し。急ぐべからず」という言葉があります。幼少の頃から「政治的人質」として他家に幽閉され、その後も波乱の人生を歩み続け、独特の政治哲学を持って天下を統一した家康らしい格言だといえましょう。江戸時代までは、庶民が現代のような娯楽的な旅をすることはあり得ませんでした。移動のための交通手段が未発達だったこともありますが、人々が土地を勝手に移動するのは許されないことだったのです。

旅を一生の思い出にするために

明治に入っても、庶民は生活に追われ、特に地方の家庭では家父長制の影響で、家長以外の者が勝手に旅行に出るなど、よほどのことでもない限りありませんでした。「レクレーション」や「バカンス」「レジャー」という外来語とともに「遊興としての旅」が一般化するのは戦後に入ってからです。それでもその旅も国内旅行に限定され、誰もが自由に海外旅行を楽しむという時代の到来は、1970年代になってからで、ごく最近といってもよいくらいです。したがって、戦後生まれの人にとって、人生の節目の「旅」には感慨深い思い出があると思います。これが、そのときどきの「初めての旅」となるとさらに記憶に深く刻まれることになるでしょう。旅の経験とその記憶は、その人の人格を形成するための、重要な人生のイベントと言っても大げさではないと思われます。「人生初めての旅」の時期が訪れたとき、その思い出をかけがえのない良いものにするにはどこに注意すればよいのでしょうか?代表的な旅とその内容について考察してみましょう。